好きなことを好きなよーに書き散らし中。
色々オタぎみなので、取り扱いには要注意かも?
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ペスポってたら、ネタ神様が降臨されました。
というわけで6月の話です。
ええと、2年3人で溜まり場行って、荒垣さんに助けられた翌日。
久々の枝シリーズ(=主人公の他愛ない日常話)
というわけで6月の話です。
ええと、2年3人で溜まり場行って、荒垣さんに助けられた翌日。
久々の枝シリーズ(=主人公の他愛ない日常話)
「あ」
「……お前、昨日の」
立ち寄ったラーメン屋・はがくれで見知った顔に会った。
つい昨日あったばかりだからか、向こうも覚えていたらしい。
「こんにちは」
「ああ」
「隣、いいですか」
「構わねえが」
許可を得て、カウンター席の隣に座る。
荒垣もどうやら来たばかりらしい。
店主が二人分の水を目の前に置いた。
互いに、ラーメンを一つずつ頼む。
「昨日は、ありがとうございました」
「……言ったろ。何もしてねえよ」
「でも、俺たちは助かりましたから」
尚も言い募れば、荒垣は何故か苦い顔で凌を見やった。
「つうかお前、やり合う気だったろ」
「……やっぱり、見られましたか」
順平が殴られたあの時、凌は荒垣が言うように応戦するつもりだったのだ。
先に手を出してきたのが向こうなのだから、正当防衛が成り立つだろう、と。
殴られるのを止めなかった順平には悪いが、あの程度の輩には負ける気はしなかった。
相手の一人を蹴り飛ばそうと足を上げた所で、荒垣が割って入ってきたのだ。
登場のタイミングといい、荒垣が現れた角度といい、見られていたかもしれないとは覚悟していたので、今更驚きはない。
「二人ぐらいなら、何とかなるかと思って」
「そこそこ腕は立つみたいだけどな、仲間でも呼ばれたらどうする気だったんだ」
「ああいう手合いが負かされた場合は、後日何人か引き連れて、って事の方が多いですし」
「……やけに詳しいな」
「腕は立つみたいだって、思ってくれたんでしょう? それなら隠す必要もないですから」
暗に、こういう案件は初めてじゃないのだ、むしろ慣れていると匂わせてみる。
荒垣は意外そうな顔をしたが、それ以上を追及してくることはなかった。
真田と何やら関係があるようだが、おそらく昨日の一件は伝わらないだろう。
人の事情に無暗に立ち入ろうとしないのは、気づかいかそれとも彼の生きざまか。
どちらにしろ、この人は優しいひとだ、と。
そう思った時、注文したラーメンが二人の前に運ばれてきたのだった。
END
いやね、うちの凌クンならあそこで臨戦態勢入りそうだな、とね。
思っちゃってね。
自分から喧嘩は売らないけど、売られた喧嘩は受けて立つ、みたいな。
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