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好きなことを好きなよーに書き散らし中。 色々オタぎみなので、取り扱いには要注意かも?
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 若気の至り、なんてよく言ったもので。
 どうして、なんで、こんな。ありえない。
 幾度となく否定してみても、気付けば心の内に在る感情にいい加減うんざりする。
 諦めたいのに。忘れたいのに。なかったことに、してしまいたいのに。
 自分の感情なのに、どうして制御できないのか。

 ぎしり、軋むように胸が痛む。
 強く握った拳の中、爪が手のひらに食い込むのを感じた。
 それに対する痛みよりも前に、そういえばここ最近爪のことなど気にしていなかったことに気付く。
 もてあます感情に翻弄されて、それどころではなかったから。
 常より少しだけ長く伸びた爪は、自身そのもののようだと思った。
 決して意識することはなくとも、勝手に伸び育ち存在を主張するもの。
 経験したことはないけれど、生爪を剥がすのはひどく痛みを伴うものらしい。
 そんな所まで感情と似ているのかと思うと、何だかおかしかった。

 頭痛がする。
 普段考えなくてもいいようなことまで考えさせられた所為だ。
 額を抑えて、ゆるく頭を振った。
 恋心を熱に浮かされる、なんて表現したりもするけれど。言い得て妙だと思う。
 いやむしろ、そのもの過ぎて皮肉のような気さえ。

 この感情を抱えた時から、ずっと。
 抑えきれない熱に痛みと苛立ちを覚え続けているのだ。
 対処法が分からないから、ただその熱も苛立ちも享受しているしかなく。

 いつか、どうにか、なるのだろうか。
 そのどうにか、がどんな方向へ転がるのかは分からない。
 ましてそんな日が訪れるのかさえ、確定した未来とは言い難い。
 それでも。
 捨て去れない熱を、ただ抱えたまま。今日も。




誰でも可。
あえて名前とか出さないで誰とでもとれるようなカンジにしてみたかった。
成功したかどうかは別として。
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